環境保全型農業の部屋ブログ

定年後、環境にやさしい農業と地域活動をしています

私の稲作についてのこだわり  

無農薬米の栽培を目指して
 
 環境に優しい農業を目指して、完全無農薬米の栽培を退職1年後の平成20年から始めました。
 
 栽培方法は、米ぬかの散布による除草方法の導入でした。米ぬかの働きで微生物のミジンコやイトミミズが増え、水を濁し、濁り泥の堆積で草の発生を抑えます。
 また、水をためっぱなしにすることで浮き草の発生をうながし、草に炭酸同化作用をさせないことを心がけました。

 しかし、これだけでは除草効果が十分発揮されないので水田除草機を手押し、草掻きをしました 暑い季節、田んぼのぬかるみに足を取られながらの除草はとても辛いものでした。

 最初は、稲株の間には草がびっしりと生えてしまい何度もやめようと思いながらも除草機を1条から2条へと変えながら2年、3年と続けました。
 
 平成24年からは、竹ぼうきを分解して作成した手作り除草機で一度に6条の除草を行なえるようになりました。

 平成26年の稲作では、イトミミズのとろとろ層と浮き草の堆肥化のお蔭で稲の生育が良くなり、稲の葉がいつまでも青いことから穂肥を施せない田んぼが出始めました。




5年目に次第に草が生えなくなってきました。


 
 無農薬米ぬか栽培米に取り組んで5年目ついに草が殆ど生えなくなってきました。

 イトミミズが吐き出した土が表面で2cmほどの層になって堆積しているのを稲刈り時に見つけた時には、草が生えなかった原因は、草の種が土の中に埋もれてしまって生育出来なかったからと考えました。


除草剤を使わないことえのこだわりについて

 
 除草剤が散布されると、水中で田面全体に広がり、最近は1キログラムの少量で、しかも畦からの散布でも散布むらが少ないのは、強力な界面活性剤の助けを借りているからです。

 広がった除草剤の成分が土の表面に膜状になって吸着し、その除草剤の厚さは数ミリから数センチです。

 除草剤の含まれた土の層を草の芽が突き抜けるときに、あるいは草の根が伸びたとき、除草剤が草の中に取込まれて、成分が成長点に移行して成長を止めたり、体内で細胞を破壊して草を枯らします。

 それだけではありません、除草剤の殆どは、ごく微量のダイオキシンを含んでいますが、微量のため影響は無いと考えられています。しかし、田んぼから流れ出た除草剤は、食物連鎖で濃度の高いものになり最後には私達人間の体内に戻ってきます。

 除草剤を使わず、たんぼに入ることで、草や土や水や生き物とつきあうことに新しい意味を見出し、百姓仕事に人間本来の楽しみを持つ気持ちが出てきています。

 また、除草剤を使わず水をためっぱなしにすることで、多様な生物の復活を促し、自然再生力を高めることが出来ます。



稲作の経緯について

 
 25歳から70アールほどの稲作を勤めながら58歳まで栽培してきました。

 58歳(19年)に早期退職して農業に専念することになり、59歳(20年)から30アール弱の1枚の田んぼで除草剤を使わずに米ぬかを利用し除草効果を高める稲作を始めました。

 以前から、種子消毒と除草剤以外には農薬を使っていませんでした。

 60歳(21年)から完全無農薬米を目指して、モミの消毒を温水消毒を始めました。

 61歳(22年)から、完全無農薬米の田んぼを3枚にふやし56アールの田んぼで取り組みました。除草剤を1回散布する減農薬米が46アールで全体で100アール強の稲を栽培しています。

 24年に、香川県知事にエコファーマーの認定申請をしました。エコファーマーは、有機肥料や無農薬などで環境に優しい農業に取り組む農業者を対象として認定を行なっています。

 私の取り組んでいる稲作技術に対して認定番号183号で認定になりました。
 
 26年から23アールの田んぼが増え125アールとなりました。
田んぼが増えたことと、無農薬米の栽培はあまりにも体への負担が大きいことから無農薬米の栽培を47アールに減らしました。

 もともと私達の家族が食べるお米を無農薬米で作ることが当初の目的であったこと、お米の販売価格が全国的に下がってきていることにより無農薬米の販売価格が高いと感じて減農薬米に変更したお客さまがあったことなどから無農薬米の作付を減らしました。

 除草剤を1回だけ散布する特別栽培米も、米ぬかを使用した栽培方法なので味に関しては全然変わらないお米に仕上がっています。

 27年の稲作は窒素肥料に化学肥料を使うのをやめて油粕と米ぬかで栽培しました。
しかし、油粕の肥効の発生時期が難しく穂肥などの適期の散布時期がつかめませんでした。
7月、8月の日照不足もあり、収量が減少しました。

  28年の稲作は油粕の散布をやめ元肥に化学肥料を10kg/10a程散布し穂肥適期に尿素を散布しました。
中干しの時期に田んぼに溝をつけて排水を実施し稲刈り時の田んぼのぬかるみを防ぎました。
初めて、田んぼを乾かしたことで草の発生がみられ中ほどの田んぼが高い(水の浅い)ところに集中してはえました。
米ぬかと深水栽培で草を抑えて無農薬栽培には成功しましたが、中干をしながらの無農薬栽培には課題が残っています。

 6月の日照時間が短く、分げつが思うように進まなかったことから7月8月と晴天が続いても収量は思うほど増えませんでした。
29年の稲作では、苗箱に種もみを蒔く量を110gから120gに増やし6月に日照時間が少なくて分げつが少なくても収量を増やそうと考えています。

 除草剤を散布しない稲作は、草との闘いが続いていますが深水栽培では草を克服しましたが適期の中干しを実施しても草を生やさないことがこれからの課題となりました。
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